はり治療は「クセになる」と聞きましたが・・・

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「クセになる」と言うのを「依存性がある」と解釈される場合があります。はり治療をすると痛みが軽減・消失し、治療をやめると痛みがぶり返してくる…ということがよく見られます。

そのことから「治療をしないと良くならない」、それで「クセになる」と表現されるのでしょう。
人間の身体は、年齢を重ねるごとに自分の力だけでは疲労物質を排出できない、または痛みの原因を修復できないようになります。これは老化現象のひとつで、誰しもそうなるものです。しかし、はり治療やお灸治療で刺激をすることで、弱ってしまった排除する力・修復する力が発揮できるようになるのです。ただし、加齢で“良い状態を維持する力”はかなり低下します。ですから、治療をやめると痛みがぶり返すのです。という訳で、依存性はありません。

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