髙田 奉極
- 特技
- 国際大会・全日本大会優勝(空手)、スケート、日本大会優勝(フィッシング)
スポーツとの関わり
私は、山・川・海・田畑の大自然に恵まれた環境で幼少時代を過ごしました。小学生から大学生までは野球部に所属し、特に高校・大学時代は寮生活をしながら仲間と共に野球に明け暮れる日々でした。中学2年の時に5番サードとして出場した九州大会でチーム優勝を果たした経験は、今でも胸の熱くなる思い出の一つです。学生時代からスポーツや武道に熱中し、常に隣り合わせであるスポーツ障害とも向き合ってきたことが、その後治療の道に進むことにつながりました。
鍼灸治療との出合い
鍼灸治療を初めて知ったのは、中学生時代、野球の練習で痛めた腰の治療を受けた時でした。その後も野球に励む中で、肩や肘、腰(ヘルニア)、肉離れ、打撲、捻挫、骨折、成長痛、オスグッド病、半月板損傷、怪我やメンテナンスのために治療院に通うことが続きました。ただしそこで受けた治療は、電気や薬、湿布、注射で痛みを抑える対症療法ではなく、鍼(はり)によって患部の痛みを緩和させながら体全体の回復力を高めるというものでした。この方法によっていち早く試合に復帰し活躍することができたという実体験が、今の患者さんに施術する際の「必ず良くなるんだ」という確信のバックボーンになっています。
治療院における実績
2009年に治療院を開院した当初は、事務から施術までの全てを一人でやっていました。宣伝のようなことは開院の際にチラシを少し配布した後は何もしませんでしたが、幸いご来院いただいた患者さまの口コミで来院者数は日を追うごとに増えました。多い時には1日に68人に上ったこともあり、このように多くの患者さまが来院された場合には、単に体力的に厳しいだけではなく、患者さまを長くお待たせすることに対して精神的にハードなものがありました。しかしながら、おかげで多様な症状に対する治療経験を積むことができ、患者さまごとに異なる症状や悩み、不安に対して全技術を注いで解決するという今の施術法につながったと思っています。
経営が安定してからはスタッフも雇い、予約制を導入するなどして患者さまをお待たせしないサービスも実現できるようになりました。また、患者さまの評判やご紹介をきっかけとして俳優やプロスポーツ選手の治療に当たる機会も増えてきました。
鍼灸治療に関する体系的な研修経験
無我夢中で施術と治療に取り組む日々が過ぎ、いつしか独自メソッドによる施術法を確立できたような気持ちになっていました。しかしある日以来、私の技術だけでは解決できない症例の患者さまが次々と来院したのです。なかなか結果を出すことができずに悩み苦しんだ末、父の友人である今給黎尚典先生に相談してそこの研修生となりました。問診や診断学、検査法(MRI/CT/X線)について2年にわたって研修を受け、画像評価法と整形外科基礎疾患についても学びました。
その後、今給黎先生から整形外科医の宮岡英世先生(昭和大学病院元副院長)をご紹介いただき、腰痛・股関節専門等の整形外科疾患の問診や診断法、検査、トレーニング方法について特別研修を受けることもできました。加えて、開業医、スポーツドクターの佐藤先生、東洋医学の権威であるサカイ先生の下で、頭痛、耳鳴り、メニエール病、腰痛、肩こり、五十肩、ヘルニア、円形性脱毛症、薄毛、膝痛からリウマチ、脊柱管狭窄症、自律神経失調症・不妊症・難聴、顔面神経麻痺、後縦靭帯骨化症、卵巣嚢腫、婦人科疾患、パーキンソン病や癌などの難病、奇病、そして診断名の付かない体の不調など、様々な疾患を抱える患者さまに対する治療の施し方を教わり、悩んでいた問題がだんだんと解決していきました。
また、その後も業界の先輩である大甫先生や西村先生にもアドバイスを頂きました。専門分野を極める先生方の教えと実地での経験を生かし、従来の治療メソッドを再構築して現在の治療方法を確立できるようになったのです。
患者さまや先生方との出会い、そして人とのつながりによる数々の縁に深く感謝するとともに、「患者さまの健やかな生活を支援する力となりたい」と願っています。あらゆる身体の痛み、不調(しびれ)を5分程度の手技で解消し、関節の可動域を改善させる神業的な技術を持った今は亡き山元祁臣先生にもとてもかわいがっていただき、薫陶を受けました。これは今の私の手技の土台になっております。また、学生時代お世話になった骨折、捻挫、脱臼の整復の名人だった中村先生、専門学生時代からの友人であり人気整体院の院長である阿部君。今給黎先生、宮岡先生、中村先生、大甫先生、坂井先生、西村先生、阿部君は尊敬(リスペクト)する先生方です。言うまでもなく「治療家・髙田」を作ってくださったのはこの7人の先生方です。
正しい評価方法が分かれば短時間で患者さまへの負担も少なく治療効果を出すことが可能となります。治療は時間を掛ければよいというものではありません。正しい評価の仕方については、治療家業界では2%しか研修できないといわれる整形外科医の下で研修できたことも大きな自信につながっております。
治療の志
私自身、好きなスポーツや武道を通じて怪我や故障に苦しみ、はり治療で心身を回復させて新たな挑戦を続けるという経験をしてきました。治療の過程では、患者さま自身すら自覚しづらい不安や葛藤など、症状に現れない問題も見えてきます。私は、身体の不調をかかえる方やスポーツ選手が直面する様々な身体と心の課題について敏感に察知し、共感しつつ治療に当たることができると自負しております。また、未知の課題であっても、患者さまと共に独自の回復プログラムを組み立てることができると考えています。鍼灸治療は人間が本来持つ身体と心の自然治癒力や免疫力も向上させると同時に病気の予防や進行を抑えることが期待できます。患者さまと共に一つ一つの症状に向き合いながら、一般の方から多くの人に勇気を与える俳優やスポーツ選手までサポートしていきたいと思っています。
最後にもしあなたが、まだ心のどこかに少しでも不調、シビレや痛みを改善して好きなことを思いっきりしたい。と思っているのであれば、くうてい鍼灸・整骨院へお越しください。あなたが未来のために踏み出した勇気、私が精一杯施術させていただきます。
小さなお子さんをお持ちのママさんやパパさんもお気軽にご来院ください。